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2014年3月26日 (水)

ホワイト・モンスター

昨年、店にクレームをつけたあげく、従業員に土下座を強要、その写真をネットに公開し、後に強要罪で逮捕された女がいた。
ま、ここまで極端ではないとしても、最近は「ホワイト・モンスター」と呼ばれる理不尽な客は少なくないという。(汗)

ぜ、彼ら、彼女らはモンスターと化してしまうのか??
新刊『理不尽な人に克つ方法』(小学館新書)を上梓したばかりの、元刑事でクレーム対応のプロである援川聡氏の解説によると、かつてスーパーで警備員の指導教育を担当した経験から、理不尽な客が生まれる理由は以下のとおりとか。

スーパーの売り場は、じっくり観察すると、「ホワイト・モンスター」寸前の人たちが沢山……。

店員を捕まえてご高説をたれ始める、初老の男性――
 「こんなところに商品を積んでおいてはいけないな。危険じゃないか。他に倉庫を確保すべきだね」
 「そろそろ品揃えのリニューアルが必要じゃないか。テナントも代わり映えしないな、選考したほうがいいな」

まるで「水戸黄門の世直し」気取りです。
本人は、お店にアドバイスしているつもりなんですね。
言っていることは間違いないのかもしれませんが、すぐに実現させるのは難しい注文ばかりです。

こうした時、店は対応を迫られます。
店としては煩わしく思いながらも、顧客満足の精神から無碍にはできません。

しかし、こうした「ご意見」は、ややもすると長時間に及びます。
忙しい時期や時間帯だと、この方に店員がかまけていることで、全体的なサービスは低下します。
かといって、途中で話の腰を折ったりすれば、それまでの紳士然とした風情は吹っ飛びます。
十中八九、モンスターのお出ましです。

「お前じゃ話にならん。社長を出せ!」と怒鳴り散らすのです。
ますます、面倒なことになるのは必至です。

まさに「困ったお客様」ですが、この男性をモンスター化させたのは何が理由なのでしょう??
この方は、商品にクレームをつけているわけでも、店のサービスに文句を言っているのでもありません。
金銭目的でのクレームでもない。
寂しいのです、おそらく。

心に寂しさが巣食っている。
自分という存在を他人に認めてほしいが、ちっとも認めてもらえない。
後輩に愚痴を聞いてもらおうとしても、忙しい現役世代からは敬遠される。
その満たされない思いの代償を、スーパーの従業員に求めているのです。

いわば、現代的な「心の闇」です。「心の闇」が彼らを突き動かしているのです。
彼らは現役バリバリの頃、忙しさに心を忘れ、心が貧しくなっているのです。
だから闇に取り憑かれる。
そして、ちょっとしたきっかけで、「ホワイト・モンスター」と化してしまうのです。

私は彼らに同情します。
老いさらばえれば、私もそうなっておかしくないと考えるからです。
実際、このところ団塊世代のクレーマーが目立っています。
現役時代は仕事人間で、リタイアした今も、激しい競争社会で身につけた交渉力を武器に相手を論破しようとするのですが、そのバイタリティとは裏腹に鬱屈した感情を抱え込んでいる人が少なくないのです。

超高齢化社会の元凶として、今や厄介者扱いの団塊の世代。(汗)
同じ団塊の世代としては、身につまされる……。(凹)

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コメント

ご無沙汰しております(^-^;

団塊の世代の方々は、自分の基準が100%正しくて他の基準の存在を全否定するように思います。今、舅や女社長に日々苦戦しています(。・_・。)ノ


>>なるみそさん
コメント、ありがとうございます。
最近は体調が悪く、なかなか更新も思うに任せません。(-_-;
久しぶりとはいえ、ご訪問、うれしかったてどす。

団塊の世代って、現在の日本の繁栄は自分たちが築いてきたって自負からか、確かに人の意見に耳を傾けない頑固者が多いですね。
自分、まさにその世代だけに、耳が痛いです。(^^;

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